身体の歪みは意外な役割がある!?
こんにちは!
西荻窪うさちゃん接骨院の松井です。
今回は悪いところだけでない身体の歪みについて
私たちの身体には、肩の高さや足の長さの違い、首や姿勢の傾きなど、日常的に感じる歪みがあります。
これらの歪みは姿勢や見た目に悪影響を及ぼし、身体の不調を引き起こすことがあるため、一般的にはネガティブに捉えられがちです。
しかし、実際には・・・

歪みの役割
私たちの身体は常にある程度の歪みを抱えています。
利き手や利き足があるように、自然な左右差があり、これは動くために必要な機能です。身体の各部分が左右で異なることでズレが生まれ、動きを作るための空間(遊び)が生じます。

これにより、縦・横・捻りの動きがスムーズに行われ、複雑な動きの中でも身体全体が連動して自由に効率的に動くことが可能となります。
この動きに合わせて、内臓や心臓、脳も活発に働きます。私たちは誕生時にお母さんの胎内で身体を回旋させながら生まれてきます。これが左右バランスの基盤となります。
この機能は人間だけでなく、地球上のすべての生命(動物や植物を含む)に共通しています。
左右対称の特徴
左右対称なものは、同じ形で安定し持続的に保つことに優れており、動きに関しても一定の安定した動きとなりますが、非常に単調です。

左右対称の物体(机や車など)は人工物で設計されたイメージが強く、生命が持つ自然的に織りなす動きとは異なります。
歪みがもたらす利点
左右差があることで、私たちは滑らかに動くことができます。
動いているときも静止しているときも、身体の各部分がバランスを保ち、左右差によってそのバランスを補っています。この構造は非常に優れた機能を果たしています。
日常生活による左右差の変化
しかし、日常生活の中での動きや姿勢の保持によって、この左右差は変化します。
日々の活動の蓄積により、身体の左右差が徐々に大きくなり、バランスを保つ部分に負担がかかることがあります。身体は安定を図りますが、これが疲労を蓄積させ、放置すると強い凝りや痛み、痺れなどの症状が現れることがあります。また、姿勢にも悪影響を及ぼすことがあります。

姿勢の悪化がもたらす影響
姿勢の悪化は体内の臓器にも負担をかけ、免疫力や臓器機能の低下を引き起こす可能性があります。
その結果、頭痛や神経痛、臓器疾患などの不調が生じることもあります。
また、身体が動きにくくなることでパフォーマンスが低下し、転倒や骨折のリスクが高まります。
まとめ
身体のバランスを保つことは健康維持に欠かせない要素です。
身体の左右差は日常生活の蓄積から生じるため、日々の歩行などで自己調整が可能です。
しかし、最近の在宅勤務や便利な生活スタイルの普及により、身体を動かす機会が減少しています。身体のバランスの差は個々に異なりますが、何らかの不調がある場合には、この左右差が関係している可能性があります。
左右差の存在は、身体に少しのズレがあることで、私たちが動き続け、生命活動を維持するための重要な要素です。私たちは動物であり、常に動き続ける存在です。止まっていることが負担を増やす要因となるため、特に活動期における身体を使う活動の重要性を認識することが大切です。
施術でバランスを整えるには
蓄積された左右バランスは、身体の支えとして緊張し、安定を保っている部分です。
その部分に負荷がかかることで、凝りや痛みなどの症状が発生します。
したがって、左右バランスの差が生じている部分の動きを促進するために、骨格、筋肉、筋膜、皮膚を調整する施術が必要です。身体を支える骨格が動くことで、身体も元に戻ろうとする反応が起こります。
そして、筋肉、筋膜、皮膚を刺激しながら調整を行うことで、動ける状態に改善されます。負担がかかっていた部分が動く状態を維持することで、凝りや痛みの症状は生じにくくなります。